【第10回JPNOPEN優勝】鬱ミミゲコマンダverサトシゲコ【過去作ありシングル63】

本記事は2018年8月11日に行われた第10回JPNOPEN(過去作ありシングル63)で使用した構築の紹介記事です。

 

「結果」

インドブロック6-3 2位抜け

決勝T 4-0 優勝f:id:momizi_poke:20180815011106p:plainf:id:momizi_poke:20180816144736j:image

「コンセプト」

抜き性能及び削り性能が高いポケモンで相手のダメージレースに大きく有利を取っていき、殴り勝つことを目標とした。

 

「構築経緯」

現在1番強いと考えてた、ミミゲコマンダの並びから入り、サトシゲッコウガを使えることから、タスキゲッコウガメガボーマンダor剣舞Zミミッキュというミミゲコマンダの並びでありがちなものとずらし、呪い痛み分けのZ持ちミミッキュ始動の対面構築を組み始めた。

ミミッキュは1番初手に置きやすく、ダメージを大きく与える性能を考え最速ミミZ持ち。ゲッコウガは、瞬間火力を上げるため、サトシゲッコウガに変身できるよう全ての技に対応される珠。ボーマンダはシンプルに2W身代わり舞を採用。

次にミミッキュを初手に出せない時に初手に出せる、かつ2枚目のクッションとしてもとても優れているカバルドンを採用。カバルドンと並べ、サイクルを回す構築に見せるため、抜き性能が非常に高くかつ、サイクル介入能力が非常に高いスカーフウツロイドを採用。最後にはポリ2やブラッキー等、耐久相手を意識し、自身や周りをサポートできる宿り木毒両立のカグヤを採用した。

 

「個体解説」

1.カバルドン@ピンチベリー(腕白:すなおこし)

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実数値:212(228)-132-171(140)-x-110(140)-67

技構成:地震 欠伸 ステルスロック 吹き飛ばし

一枚目としても二枚目としても優秀な起点作成andクッション要因。グロスクチートなどの鋼がいれば選出していた。(画像でマゴのみを持ってますがフィラのみのほうが良いです。)

 

2.ボーマンダ@メガストーン(陽気:威嚇)

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実数値:181(84) -181(204)-101(4)-x-102(12)-160(204)

→181-191-151-x-112-182

技構成:やつあたり 地震 身代わり りゅうのまい

A:H131B100ミミッキュを八つ当たりで確定一発

S:最速ジャローダ抜き

抜き性能、削り性能どちらにおいても優秀な絶対的エース。裏のウツロイドゲッコウガテッカグヤの起点作成をするために羽ではなく身代わりで攻撃要素を高めた。

 

3.ウツロイドこだわりスカーフ(臆病:ビーストブースト)

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実数値:185(4)-x-67-179(252)-151-170(252)

技構成:パワージェム ヘドロウェーブ 草結び ステルスロック

サイクル性能、抜きエース、相手の潰し役、どれをとっても優れていると感じ採用。ジェムとウェーブは確定で、相手の雨ラグやメガギャラ意識で結び、相手のサイクル負荷を考えたステロ。6世代のステロスカーフガブのような能力がありとても使いやすかった。

 

4.テッカグヤ@ピンチベリー(慎重:ビーストブースト)

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実数値:204(252)-121-124(4)-114-168(252)-81

技構成:ヘビーボンバー 火炎放射 やどりぎのタネ 毒々

数値受けのクッション、ガルドポリ2やブラッキーに対してあと投げして誤魔化す。よくある技構成の守るを毒にしている。これにより相手の数値受けの処理スピードをはやめる。宿り木を見せてからは守るがあるだろう、という思い込みを誘ってからの毒はとても強力だった。

 

5.ミミッキュミミッキュZ(陽気:化けの皮)

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実数値:131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)

技構成:じゃれつく 呪い 身代わり 痛み分け

本構築の出発点。構築経緯にも書いたが、カバマンダの並びでは耐久振りの剣舞ABミミッキュの存在が多くみられる。その認識をずらして初手からZを打つことでダメージを大きく与えたり、呪い痛み分けで相手を削ることが容易なのでは?という所から型を決めた。初手で出すことで型がバレてしまうということもあるが、それでも化けの皮の行動保証があるので、気づかれてからでも何かしら削ることは可能であるため、採用した。

 

6.サトシゲッコウガ@いのちのたま(臆病:きずなへんげ)

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実数値:147-x-87-155(252)-92(4)-191(252)

→147-x-87-205-92-202

技構成:波乗り 悪の波動 冷凍ビーム 水手裏剣

何も考えずCSぶっぱ。倒してサトシゲッコウガになれば実質火力アップ持ち物ありのメガシンカなので弱いわけがない。波乗り、冷凍ビーム、水手裏剣までは確定。ラス1は草結びと迷ったが、PT単位でグロスが来ると直感で悪の波動を選択。相手のゲッコウガを意識する草結びでも良かったと感じている。初めて使ったが、ステロ+メガゲンガーのような感覚でとても強力であった。

 

※JPNOPENルールの予選→決勝トーナメント間での変更可能は適応せずそのまま使い続けました。

 

「選出率」

カバルドン→○××××××××○×○×(3/13)

ボーマンダ→×○○×○○○○×××○○(8/13)

ウツロイド→×××○×○×○○○○○×(7/13)

テッカグヤ→○○×××○×○×○×××(5/13)

ミミッキュ→×○○○○×○×○×○×○(8/13)

ゲッコウガ→○×○○○×○×○×○×○(8/13)

 

「雑感」

ミミゲコマンダに加えサイクル要素を兼ね備えたウツロイドでの対面性能、ウツロイドとの相性のよいカバとカグヤによるサイクル性能の両方を持った構築となった。普段から全ての構築に7割勝てるようなバランスの取れた構築を目指しており、対面とサイクル両者をこなせるポケモンを探していたところウツロイドに至った。今回ウツロイドは始めて使ったが、とても万能な性能を持っていて食わず嫌いをせず色々なポケモンを試してみようと今後思えるいい機会となった。サトシゲッコウガが使えないのでレートでは潜れないのがとても残念ですが、似たような形をしばらくは使って今後も上を目指していきたいと思います。

 

「最後に」

JPNさんはじめスタッフの皆様、対戦してくれた皆様ありがとうございました。

また、今回の構築を組むにあたって、サトシゲッコウガを貸してくれたどなさんと、色違いの名付け親でもあるミミッキュを提供していただいたぶるーさんのお二人に感謝申し上げます。

 

それではまた、次の記事で。。。